13.お金の持って行き方・両替

お金の持って行き方・両替

※こちらのページに掲載されている各会社や金融機関のサービス内容は予告なく変更される場合がございます。必ずご利用の会社や金融機関に最新情報をご確認の上、ご自身の責任にてお申込み・ご利用をお願いいたします。

留学中のお金は、現金、クレジットカード、キャッシュ機能付きカードを組み合わせて持っていくのが便利です。まずはそれぞれの種類についてご案内します。

1. 現金

現金は、必ず少しは日本で現地通貨に両替して持っていくようにしてください。到着時間や空港によっては両替所が閉まっていることがあり、到着して現金がないと何かあったときに困ってしまいます。ただ多額の現金を持ち歩くことは危険です、安全性を考えて必要最低限にしましょう。

金額は、万が一の際の空港から滞在先までのタクシー代、食事代、電話代など、2〜3万円程度を目安に日本で両替してください。

両替は、出発前に日本の空港で行うのが手間がかからず便利です。ただレートはあまりよくないので2〜3万円のみ両替し、残りは日本円で持っていき現地の両替所を利用するのがよいでしょう。

2. クレジットカード

クレジットカードは買い物の必需品です。16歳以上の方は、最低でも1枚は持参してください。できれば盗難や紛失、破損に備えて、お持ちの方は2〜3枚持参すると安心です。先進諸国では、スーパー、コンビニ、ファーストフード、レストラン、公共の交通機関など、ほとんどの場所で利用することができます。

海外(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国など日本以外のほとんどの国)ではVISA、MasterCardが主流ですので、どちらかのブランドを1枚はお持ちください。

JCBは日常生活では、ほとんどのお店で使うことができません。またAMEXは使える場所と使えない場所が半々くらいで、場所によっては手数料がかかることもあります。JCBやAMEXしか持っていない人は、この機会に、VISAかMasterCardのどちらかをご準備することをおすすめします。

またクレジットカードは盗難等には保険がついています、カード会社によって補償は異なりますので内容や緊急連絡先など事前に確認しておきましょう。

留学生におすすめのクレジットカード >

3. キャッシュ機能付きカード

以下に紹介する3種類のカードは、どれも海外のATM(市内にたくさんある普通の現地の銀行のATMです)で現地通貨にて現金を引き出すことが可能なカードです。

なおレート・手数料は会社によって様々ですが、だいたい日本で現金をカナダドルに両替するのと同じくらいのレートとお考えください。海外で多額の現金を持ち歩くのは危険ですので、このように現金が引き出せるカードが1枚あると便利です。

特に現地で口座を開設することができない短期留学(観光ビザ)の方は、万が一盗難に遭った場合、現金がなくなり困ってしまいますので、ご用意しておくと安心です。

※ただしレートは、海外送金やクレジットカードの方がよいため、できるだけ海外送金やクレジットカードを利用し、現金が必要な時だけキャッシュ機能付きカードをを利用するのがおすすめです。

(1)クレジットカードのキャッシング機能

クレジットカードにキャッシング機能が付いていれば、クレジットカードで海外の銀行ATMから、現金が引き出せます。クレジットカードを持っている方はこちらが便利です。

クレジットカードの契約時に、キャッシング機能を利用停止にしていたり、金額に制限を設定していたりする方もおりますので、よく分からない場合は、必ず渡航前に利用しているクレジットカード会社に確認しておきましょう。

またこちらは、上記の2種類のカードとは違って、お金をカード会社から借りるキャッシングになりますので、借りたお金を返済するまでの期間は、利息がかかります。利息や返済期間はカード会社やカードの種類によって異なりますので、こちらもカード会社へご確認の上、使いすぎにはご注意ください。

(2)国際キャッシュカード / 国際デビットカード

国際キャッシュカードやデビットカードは、主に銀行で作ることができます。自分の日本の銀行口座に入れてあるお金を、海外のATMから現地通貨で引き出すことができる機能がついたカードです。

以前は通常の銀行のキャッシュカードが、そのまま国際キャッシュカードになっているタイプが主流でしたが、最近ではサービスの形態が変わり、国際デビットカードと呼ばれるカードを発行している銀行が多いようです。

こちらは銀行によって、発行が可能な口座の種類、手数料、機能が異なりますので、ご利用している銀行、またはお近くの銀行の窓口で、国際キャッシュカードやデビットカードを作りたいと、ご相談されてください。

(3)海外プリペイドカード

海外プリペイドカードは、Suicaのような電子マネーと同じ仕組みです。カードに事前に日本円でチャージしたお金を、海外のATMから現地通貨で引き出すことができます。

海外プリペイドカードの利点は、日本にいるご家族も簡単にチャージができることです(コンビニのATM、または指定の銀行口座などへ入金)。万が一の際にも、すぐご家族に送金してもらえるため安心です。他にも、残高を日本円で保管しておくことができるタイプのカードですと、カードにお金が余った場合でも、日本円に戻すための為替手数料が不要で、他の国へ旅行の際にまた使うこともできるなど、海外旅行者にとって便利な機能になっています。

現在特定の会社はご紹介しておりませんので、「海外プリペイドカード」とgoogleで検索してみてくださいね。カードの発行には1週間程度かかりますので、必要な方は余裕を持って作っておきましょう。

4. 金額と持って行き方

続いて必要なお金の金額と、カード類の持って行き方についてです。

まずお金は上記でご案内した、現金、クレジットカード、キャッシュ機能付きカードを、組み合わせて持っていくと便利です。

食事付きのホームステイにすでにお申込みの場合、必要な金額は交通費とおこづかいで、1ヶ月2〜5万円程度が一般的です。また食事が2食プランや、食事なしの自炊が含まれるプランの場合には、ご自身で必要な食事回数と食事代を計算し加えてください。ただしスーパー等は、クレジットカードを使うことができるお店が多いです。

なおシェアハウスの場合は国や都市によっても異なりますが、家賃と生活費を合わせて、だいたい1ヶ月8〜12万円程度は必要です。ただし長期の方は海外送金が利用できますし、ワーホリで仕事をするとお給料ももらえます。よって全てを持参する必要はありません。

滞在期間とビザによって異なりますのでご案内します。下記のA〜Cの該当する留学プランをご覧ください。

(A)各国共通:観光ビザ・滞在3ヶ月以内

・現金
・クレジットカード(1枚は必須)
・キャッシュ機能付きカード(持参すると安心)

持参する現金の目安としては、1ヶ月あたり「2〜3万円程度+ホームステイに食事がない場合は食費」です。またクレジットカードを利用できるお店が多いため、クレジットカードも持参し、滞在中は出来る限りクレジットカードを利用しましょう。

現金とクレジットカードだけでも大丈夫ですが、万が一現金が足りなくなったときのために、キャッシュ機能付きカードもどれか1枚持っていくと安心です。

オーストラリアは、ほとんどの銀行で到着後6週間以内であればパスポートだけの提示で口座を開設することが可能です。よって観光ビザでも、シェアハウスを借りるなど大きなお金が必要な方は、口座を開いてご家族から海外送金してもらうことも可能です。アメリカやカナダは原則的に観光ビザでは口座の開設はできません。

(B)カナダ:観光ビザ・滞在4〜6ヶ月

・現金
・クレジットカード(1枚は必須)
・キャッシュ機能付きカード(持参がおすすめ)

カナダの観光ビザは銀行口座が開設ができませんので、現金やカードを組み合わせて持っていくことになります。持参する現金の目安としては、1ヶ月あたり「2〜3万円程度+ホームステイに食事がない場合は食費」です。

ただし3ヶ月以上となると生活費も大きくなり、特に滞在先をシェアハウスにする場合、家賃は現金払いがほとんどです。多額の現金をお持ちになることは危険ですので、クレジットカードに加え、いずれかのキャッシュ機能付きカードのご用意をおすすめします。

(C)各国共通:学生ま たはワーホリビザ・滞在3ヶ月以上

・現金
・クレジットカード(1枚は必須)
・キャッシュ機能付きカード(持参すると安心)
・現地で口座開設後、海外送金

学生・ワーホリビザをお持ちで3ヶ月以上の長期滞在の場合、銀行口座を開設して海外送金する方法がレートもよく、安全で便利です。

そのため現金は必要最小限(3〜10万程度)とクレジットカード(最低1枚)を持参、現地に到着したら銀行口座を開設し、日本のご家族から海外送金をしてもらいましょう。

なおカナダやオーストラリアでの口座開設は比較的スムーズで、およそ2週間から1ヶ月あれば日本から現金を受け取ることができます。他の国では、銀行や担当者により、住所や在職証明書などを求められ、開設に1ヶ月以上かかるケースもあります。そのため万が一の際、現金を引き出すことができるキャッシュ機能付きカードも用意しておくとより安心です。

国によって口座開設に求められる書類や時間も異なります。特にワーホリの方は、到着したらすぐ(通学期間中)に口座開設をしてください。

また海外送金は手数料が送金と着金、場合によっては仲介手数料など含め5〜8千円程度かかります。そのため何度も送金するより、ある程度まとまった金額を一度に送金した方が費用はおさえられます。

5. 海外送金の方法

海外送金には主に3つの方法がございますので、ご家族ともご相談の上、必要であれば事前にご準備ください。

(1)銀行窓口(おすすめ)

日本のご家族などに送金してもらう方法で、銀行の窓口で可能です。事前登録なども不要で、普段ご利用している銀行の窓口に行くだけですので、最も簡単な方法です。やり方が分からない、初めてというご家族でも銀行の担当者が説明してくれるため安心です。

なお送金は毎月などではなく、1年に1〜2回でまとめて送金することが一般的ですので、社会人の方も可能であれば、ご家族にお金を預けて送金してもらう方が多いです。

送金の際には、身分証明書や印鑑、マイナンバーなど必要となります。必要なものは銀行によっても異なりますので、お近くの銀行へお問い合わせください。郵便局(ゆうちょ銀行)が全国にあり、また送金手数料も安い場合が多いので利用される方が多いです。

(2)銀行オンライン

ご家族に頼めない場合には、ご自身でオンラインで海外送金が可能な銀行を契約する必要があります。

手数料がリーズナブルなところですと楽天銀行がありますが、オンラインバンクのため開設に時間がかかります。時間がない場合には、お近くの銀行窓口へお問い合わせください。

ゆうちょ銀行はよくご質問をいただきますが、オンラインの海外送金サービス自体はございます。ただし送金時にショートメール受信やトークン(パスワードを受信する機械)が必要となり、海外だと受信ができない可能性があります。よってご家族にトークンを預け、振り込みの際に手伝ってもらうなどの作業が必要になります。こちらも詳しくは、ゆうちょ銀行へご相談ください。

(3)Wise(旧︰Transfer Wise)

※こちらのサービスは、学生ビザやワーホリビザで、現地で口座を開設してから利用可能な送金方法です。現地に口座がないと送金はできません。渡航前で忙しい方は、現地に到着してからゆっくり読んでお申し込みください(日本で申し込む場合にはマイナンバーカードが必要ですが、カナダに渡航してからだと不要です)

銀行以外の送金方法では、Wiseという海外送金サービスがあります。こちらは民間の会社がやっている海外送金です。Wiseが指定する日本の銀行口座に入金すると、代わりに指定するカナダの銀行口座に振り込んでくれます。

日本の口座へ振り込むだけなのでご家族に頼むのも簡単ですし、ご家族に頼めない方も、日本でオンライン振り込みができる口座をお持ちであれば、ご自身で全て行うことも可能です。

手数料は銀行より安めなのですが、SNSなどでは送金中に凍結されお金が戻ってこないというトラブルが発生したという方も多く見かけるようになりました。やはり金融機関ではなく民間の会社のサービスとなりますので、銀行に比べると安全度が下がります。少しの手数料を惜しんでお金が消えてしまうことを考えると、普通に銀行送金した方が安心かもしれません。またBlossaで確認した際には、問合わせも英語のみの対応でしたので、その点もご注意ください。

利用されたい場合には、以下の公式サイトより内容をよくお読みになり、安全性・規約等をご覧の上、ご自身の責任にてご利用ください。
https://wise.com/jp/send-money/

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