必見!カナダで人気のCo-op(コープ)プログラム徹底解剖

Co-op(コープ)

Co-opプログラムは、近年カナダ留学で人気があります 。Co-opではホスピタリティや国際貿易、ビジネスマネージメントなどの専門的な勉強をし、その後、勉強したことと同じ業種で仕事体験ができるプログラムです。

カナダのカレッジ(日本ですと専門学校にあたります)で開講されるプログラムで、通学+仕事がセットになっており、通常は通学期間と仕事が同期間です。

例えば、合計1年のプログラムの場合、通学半年+就労半年のように構成されます。また期間は学校やプログラムによって異なり、合計で10ヶ月〜2年のプログラムがありますが、合計で1年のプログラムが留学生には人気です。

また仕事期間は有給で給与をもらうことができ、通学期間もアルバイトが認められるため、ご予算を抑えて留学することが可能です。

コース

Co-opで勉強できるコースは、一番気のホスピタリティ(カスタマーサービス)、そしてビジネス系(ビジネスマネージメント、ビジネスアドミニストレーション)、国際貿易(FITT)、マーケティング、ITエンジニア、等のコースがございます。

受講英語レベルの目安

中上級以上( IELTS 5.5以上、TOEIC650~800点以上)

※求められる英語力はプログラムによって異なります、またスピーキング力も必要です。TOEICのスコアを採用していない学校では、各カレッジの入学テストが必要です。

Co-opプログラムでは英語の勉強はありませんので、英語の授業を理解でき、また現地で仕事をするための英語力が備わっていることが条件です。

英語力が足りない場合、多くのカレッジにはESLコース(一般英語)がありますので、そちらで英語を勉強する必要があります。まずは入学テストを受けていただき、英語力が満たない場合には必要なESLコースの期間をご案内します。英語が初中級レベルの場合、ESLコースの受講期間の目安は半年程度です。

仕事・アルバイト

Co-opの仕事は、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州のCo-op(コープ)は必ず有給となりますが、トロントがあるオンタリオ州では無給も可能です。そのため、Co-opでは無給でもご自身がやりたい仕事を選び、アルバイトも掛け持ちでしながら生活する人もいます。

またCo-opプログラムの多くは、前半の通学期間中にも週20時間のアルバイトが認められますので、生活費も抑えられます。

ビザ

ビザは学生ビザに、Co-opと呼ばれる就労許可が付属します。この付属する就労許可をCo-opビザと呼ぶことが多いです。

費用

学校やプログラム、時期やレート等にもよりますが、合計10ヶ月〜1年程度のプランの場合、留学全体の費用として220〜250万円以上は必要となります。

※2024年1月1日以降の学生ビザ申請では、初年度の授業料と渡航費に加えて、1年で生活費20,635ドル(220〜250万程度)以上の残高証明が必要になります。実際には仕事で収入があるため生活費を全額は使いませんので、貯金などで対応できない方は、ご家族などに資金証明を取るときだけ借りる、親の口座で残高証明を取ってもらう、などご相談ください。

ただ現地で仕事をすることで給料がもらえることが大きなメリットです。よって、給料をもらって生活費に余裕が出た分を差し引くと、最終的にかかった費用は200万以下や、人によっては100万以下になる方もいます。

よってCo-opでは最初に資金は必要ですが(ビザの取得のために残高証明も必要です)、後から現地でバイトや仕事をすることで、かかった留学資金をいくらか回収できることになります。ただし、お給料は、コース、どれくらいバイトをするか、給料をいくらもえるか、その方によっても違うので、逆に職種によっては生活がギリギリ、または費用が足りないこともあります。

例えば、ホスピタリティコースを出てサービス業に就く方は収入も多いですが、オフィスワークを希望する方(バイトと掛け持ちもしない)や前半の在学中は一切アルバイトをしない方などは収入が少ないです、余裕を持って資金をご準備しましょう。

また英語力が足りず、ESLコースで勉強する場合には、ESLコース在学中はアルバイトはできませんので、その分の学費と生活費(1ヶ月25万円〜程度)も必要です。

都市

バンクーバーまたはトロントが主な都市です。なお、カレッジやプログラムが豊富なのはバンクーバーです。

こんな方におすすめ

  • 海外で働いてみたい
  • 就職活動のアピールにつなげたい
  • 英語を使って仕事がしたい
  • ワーホリがしたいが、できない年齢になった
  • 英語+αの勉強がしたい
  • 資格を取得したい

よくある質問

実際の仕事はどんなことをするのでしょうか。

Co-opは「バリバリ働く」「スキルを学ぶ、キャリアアップする」 ために行われているプログラムではなく、あくまでもカナダでの仕事を体験することが目的です。よって「カナダの職場の雰囲気を感じる、仕事の仕方や英語がどう話されているかを見る」という、どちらかというと「体験や経験」のためのものとなっています。また、学んだ仕事と関連する業種でしか働くことができませんので、その点もご注意ください。

Co-opで人気のコースは何ですか。

おすすめは、仕事がサービス業で見つかりやすく、チップがあってお給料が高いホスピタリティのコースです。実際受講される方も一番多く、ワーホリができなくなってしまった年齢の方にも人気があります。サービス業では、多くの移民の方が働いているため、英語がネイティブではなくとも受け入れられやすく、ご自身のスキルに合った仕事にやりがいを感じられるようです。

またビジネス系のコースも人気がありますが、仕事はオフィスワークをご希望の場合、どうしてもアシスタント的な仕事が多くなります。そのため、自分がどうしてもやりたい仕事をするため、無給が認められる州では無給で働く方もいます。またオフィスワークですと給与もほとんどが州の最低時給で、チップもありません(アルバイトと掛け持ちしてCo-opの仕事をする方もいます)。

ご予算は十分にご準備の上、ご自身の留学の目的と合っているか、よく考えた上での受講をおすすめします。

なお、英語力や即戦力になるスキルがある方ほど、希望する仕事や英語を多く使う仕事をすることができますので、ご自身のスキルに合ったコースを選ぶのもよいでしょう。

日本で学生ですが可能ですか。

可能です。ただし大学生などで1年間の休学期間に受けたいという場合、英語力が足りないとさらにESLコースの受講が必要ですので、1年をオーバーすることもあります。事前にご相談ください。

Co-opで英語は上達しますか。

Co-opでは英語そのものの勉強はありません。ただ授業や仕事は英語になりますので、英語を使うことで、英語に慣れる、上達する、ということはもちろんございます。

ただ、やはり仕事は日本で言うとアルバイトのような形になってしまいますので、英語でプレゼンや交渉スキルを上げるなどいうことは難しいです。もしそのような英語のスキルのアップが目的という場合には、ビジネス英語やIELTSなどの試験対策プログラムの方が、高度な英語を習得できるのでおすすめです。

Co-opで日本での就職は有利になりますか。

Co-opプログラムを修了したことで、すぐに帰国後、日本での就職が有利になる訳ではありません。その経験をどう生かすかはやはりその方次第です。ただカナダでの仕事をした経験や経歴は、就職でアピールできる材料の一つにはなるようです。実際、ご自身の経験を面接でアピールし、就職活動を有利にすることができたという方はたくさんいらっしゃいます。

Co-opとワーホリで迷っています。

どちらも仕事ができるため迷っている方も多いと思います。以下のポイントを考えてみてください。

★Co-op留学
・初期費用220〜250万円以上(支払い+渡航費+現地での最初の生活費)を準備できる
※ただし2024年1月1日以降の学生ビザ申請では、初年度の授業料と渡航費に加えて、1年で生活費20,635ドル(220〜250万程度)以上の残高証明が必要になります。実際には仕事で収入があるため生活費を全額は使いませんので、貯金などで対応できない方は、ご家族などに資金証明を取るときだけ借りる、親の口座で残高証明を取ってもらう、などご相談ください。
・中上級の英語力がある(ない場合でも、英語を学ぶ予算をさらに追加できる)
・英語自体の勉強ではなく、専門科目を勉強したい
・勉強も仕事もしっかりしたい(勉強も課題が多く出ますし、仕事も途中で辞められません)
・少しでも長くカナダに滞在したい(Co-opの後にワーホリへ切り替え可能)
・31歳以上でワーホリが対象外である
・カナダのカレッジの修了証明や仕事のキャリアが欲しい

★ワーホリ留学
・30歳以下である
・初期費用は150〜200万円以下
・英語力は中級以下
・英語の勉強をしっかりしたい
・高度な英語を学びたい(ビジネス英語、IELTS試験対策)、弱点を克服をしたい(スピーキング対策)
・色々な仕事をやってみたい(Co-opでは専門科目に関連する仕事しかできません)
・仕事だけではなく、旅行やボランティア、他の都市に移動など、様々な経験をしたい

Co-opでは決められた都市で、1年間ほど、勉強と仕事のスケジュールがしっかり組まれることに対し、ワーホリは語学学校と仕事だけではなく、旅行をしたり、ボランティアをしたり、他の都市に移動したり・・・、と自由度が高いのが特徴です。

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