英語指導教授法(TESOL)成人

英語指導教授法(TESOL/TESL/TEFL)成人

TESOL/TESL(Teaching English to Speakers of Other Languages)は、英語が母国語ではない人に英語を教える英語教授法で、世界的にも広く認知されています。またTESL、TEFLなど教える国によって少々名称が異なっておりますが、ほぼ同じ英語教授法の資格です。通常のコースは12歳以上の中高生や大人を対象としていますが、一部の学校では、「大人」とは別に「中高生」向けの指導法を別途、勉強することができます。

コースの内容

TESOLのプログラムで学ぶことができる内容は主に以下のようになります。学校やコースによって多少異なります。

・第二言語習得理論
・語彙、文法、発音などの教授法
・話し方、聞き取り方、書き方の教授法
・プレゼンテーション
・評価法
・教材の探し方や選び方

非ネイティブに対して、言語学的な知見や、コミュニケーション論、英語を学ぶ上でのポイント、どう英語力を評価するか、どのような教材を用いるべきか、などを学びます。

受講資格

学校により異なりますが、目安として、TOEIC 650、TOEFLiBT61、IELTS 5.5程度から受講できます。一部のカレッジでは、TOEIC850、TOEFLiBT100点、IELTS7.0、程度が求められます。

※TOEICの場合、スコアと同等の会話力(英語でスムーズに授業が行うことができる)も必要です。

TESOL資格

「TESOL」という資格があると思っている方も多いのですが、厳密には異なります。少々ややこしいですが、以下に説明いたします。

まずTESOLを修了している、取得していると一言でいっても、大学院や大学の課程で数年以上学ぶものから、語学学校にて4〜8週間程度で学ぶプログラムまで様々で、その難易度も大きく異なります。

大学院や大学を卒業すれば学位(博士・修士・学士)が取得できますが、多くの留学生が受講する語学学校やカレッジ(専門学校)のTESOLプログラムですと、取得できるのは学位ではなく、その学校のTESOL修了証(Certificate/Diploma)です。

また一部の学校やコースでは、国や州などから認定されたTESOLの修了証や、ケンブリッジの資格が取得できる場合もあります。ただし、いずれにしても日本の国家資格や学位などではありませんので、あまりこだわらず、ご自身が身につけたいスキルを勉強するのが一番よろしいかと思います。

TESOLと就職

日本の学校や英会話スクールで講師をしている方、将来目指している方は、学んだスキルを実際の業務に生かすことができるでしょう。

またご自身のスキルアップを目的を目指して受講されるのもおすすめです。英語を英語で教えるというのはなかなか日本ではできない勉強です。スキルアップはもちろん、多くの国の留学生と学ぶことでも貴重な経験となるでしょう。

ただしTESOLプログラムを取得することが、英語講師以外の日本の一般企業への就職が有利になるということは難しいでしょう。もし就職が目的というだけでTESOLを受講したいのであれば、その4週間を、ビジネス英語やIELTS、ケンブリッジ英検プログラムなどを受講し、英語力やTOEICスコアをアップさせた方がよろしいかもしれません。

TESOLが学べる学校

カナダでTESOLが学べる学校一覧 >

※その他の国はお問い合わせください。

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