【留学の現実】どれくらい語学学校に通うと、英語が話せるようになる?

実際どうなの?どれくらいで英語が話せるようになるのか。

「どれくらい学校に通えば英語が話せるようになりますか」という質問をよくいただきます。

みなさんはどう思いますか?3ヶ月?半年?1年?

当然ながら、みなさんの現時点での英語力と、目標としている英語力によって、おすすめの通学期間は変わります。今回は、留学の現実ということで、これまで約5000名の留学生を見守ってきたカウンセラーの視点からお伝えしていきます。

通学期間と英語力は基本的に比例関係

以前のブログで少しご案内しましたが、Blossaの生徒さん、8割くらいの方は「初級から初中級」くらいのレベルで出発しています。

では初級→初中級、初中級→中級にあがるのに、どれくらいの期間が必要か。これは学校によってレベル分けの細かさや仕組みが違いますが、目安は「だいたい1レベルアップするのに2〜3ヶ月」です。

初級→初中級→中級下→中級→中級上→上級下→上級、、、それぞれ1レベルアップで2〜3ヶ月です。

「学生ビザで1年しっかり学校に通います」という方は、勉強をサボらない限りは、初級スタートでも、1年で中上級〜上級に達することは十分に可能です。

以下のページで、表にしてわかりやすく解説しています。合わせて読んでみてください。

通学期間と英語力の相関図

ワーホリビザで「とりあえず3ヶ月」「6ヶ月フルで通う」というい方は、おおよそ1〜3レベルアップが目安です。ちなみに、通学期間が長くなればなるほど個人差が出てきて、3ヶ月では1レベルしか上がらなかったけど、6ヶ月後には3レベルアップしていた、という方もいますし、「レベルでいうと2アップ程度だけど、ビジネス英語や試験対策も受講してかなり自由に英語が使えるようになった」という方もいます。

ワーホリビザでの渡航を予定していて、ジャパレス(日本食レストラン)ではなく、英語環境でアルバイトがしたい、という方は、最低でも中級上くらいの英語力が必要だと考えてください。英語力がそれ以下の場合、どうしても日本語と英語両方の仕事、もしくは日本語環境での仕事しか選べない可能性があります。

学校にさえ通えばいいの?

もう一つ大事なポイント。「通学期間と英語力は比例関係にある」とは言いましたが、「学校に通ったら自動的に英語ができるようになる」わけではありません。

学校に在籍していても、週に1日はサボる、授業は受けるけど復習はいっさいしない、学校以外は放課後も週末も日本語ばかり使っている、、、こういった方は1年頑張ってもなかなか英語が伸びません。

学校での授業時間は、だいたい1日4〜6時間。それ以外の時間で、できるだけ英語を話す環境を、自分で作る必要があります。それをどれだけ頑張れるかの差は、3ヶ月より6ヶ月、6ヶ月より1年、その積み重ねで大きな差になります。

ぜひぜひ、学校に通うからには、学校の授業、先生、設備、無料のワークショップやアクティビティなどをフル活用してくださいね。

「仕事をしながら生活の中で英語を身につけたい」残念、そんなに甘くない。

「今は初中級だけど、学校は2〜3ヶ月で、あとは仕事をしながら英語を身につけて上級までいきたいです。これは可能ですか。」

みなさんはどう思いますか?

まず結論からお伝えすると、残念ながらこれができるのは、せいぜい1割の方です。先ほど「学校に通ったら勝手に英語がのびるわけではない」と書きましたが、「学校に通わずに自力で上級まで英語力アップ」も残念ながらあまり聞きません。

これは、特に初級〜中上級くらいの方の話で、すでに上級の方は別です。

どういうことかと言うと、中上級〜上級くらいまでなると、自分にとって何が得意で何が得意でないか、何を重点的に強化しなければいけないか、少なくとも中上級まで勉強してきた積み重ねがあるので、「自分にあった勉強の仕方、適切な勉強の仕方」というのがわかってくるんですね。

でも残念ながら、初級〜中上級までの、まだ基礎を作っている段階の場合、そもそも「今の自分に何が必要で、適切な勉強方法がなにか」というのがわからない方が多いんです。

生活の中で、もちろん「新しい表現を覚える」とか「以前よりもリスニングは慣れたかも」とかはあります。でも「劇的にレベルアップ」はやっぱり難しい。

「1割くらいの方はできる」と書きましたが、これは自分でしっかり自分をコントロールして勉強ができる方、わかりやすく言うと「なんなら留学しなくても、日本にいながらYoutubeと参考書で毎日コツコツ勉強して、週末は必ず外国人が集まるバーに行って自分から積極的に外国人に話しかけてスピーキングもリスニングも自ら練習できるタイプ」です。

それくらい自分を律して積極的に勉強を継続するタイプ(一割もいないかもしれません、というかたぶんいない)でないと難しく、そうでない方は、ある程度の英語力を身に付けたい場合は、やはりきちんと語学学校に通われることをおすすめします。

「学校が終わっても、アルバイトをしながら英語を身につけられると思ってたけど、結局2ヶ月学校に通って初中級→中級下で卒業して、1年過ごしたけど中級下から変わらなかった」という方は非常に多いです。そして逆に、日本人とばかり過ごして英語力が落ちてしまう方も多いです。強調しますが、これは本当に多いです

語学学校では「正しい英語、使える英語を身につける」と同時に、その中で「自分に合う勉強方法を知っていく」場でもあるんです。

結局は英語力。

海外生活では、何をするにも英語力が必要です。やりたいアルバイトやるためにも、旅行先でいろんな人と会話をするのも、言いたいことを言いたいだけ言えるようになるのも。英語力が全てではないです(積極性とか性格とかも関係しますしね)。でも英語ができればできるほど、ワーホリ中もその後の人生も、いろいろと幅が広がるのは事実。

せっかく渡航するなら、できるだけ英語力も身につけてきましょう!

最後に。ワーホリを予定している方、貴重な1年限定のビザで、3〜6ヶ月を通学に使ってしまうのはもったいない、ということで、観光ビザまたは学生ビザ→ワーホリビザに切り替えて1年まるっと働く!という方法もあります。

ただし、出発時期やその方のご予算によっておすすめが変わります。興味がある、という方は個別にご相談くださいね。

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