ホームステイのメリット、デメリット

ホームステイのメリット、デメリット
本日はホームステイのメリットとデメリットについてです。

留学をするとまずはホームステイって言うけど「実際のところ、ホームステイってどうなの?」というリアルな実態をご案内します。

先日の記事の通り、だいたい3〜4ヶ月以内の短期留学の方は9割以上がホームステイをしています。残りの1割は、学校の寮、またはホテルとか親戚の家とか、そういうちょっと特殊な選択肢。

ホームステイといっても、家庭によって随分雰囲気が違います。その中でも、共通認識としての「メリット」「デメリット」があるのでご案内。

けっこう大事なこと書くので、しっかり読んでおいてくださいね。


【ホームステイのメリット】

1. 英語が伸びる

まずはやっぱり、これが一番。強制的に英語を話さざるをえない環境になる。これまで日本で習ってきた英会話や、今日学校で勉強してきた新しい文法や表現、ぜひホストファミリーとの会話で使ってみてください。いくら勉強しても、やっぱり「生の会話」や「直接メールで文章を作ってみる」を実践しないとなかなか身につかないもの。ついでに宿題を手伝ってもらったり(^o^)/。一緒に映画やドラマをみて「今のどういう意味?」とかでも会話がはずみます。

2. 本当の現地生活を知ることができる

例えば日本国内でも「旅行」と「生活」では全然違いますよね。その土地のリアルな生活が垣間見れる。家族の誕生日をお祝いしたり、一緒にクリスマスの飾りつけをしたり、感謝祭ではターキー(七面鳥)の丸焼きを一緒に料理したり。日本だとあまり見かけないかもしれない「いくつになってもラブラブ夫婦」に衝撃を受ける人も(笑)

3. ホストファミリーがいざというとき助けになる

何かあった時に頼れる人がいる、って想像以上に心強いものです。私は到着して2週間で「目にものもらい」ができてしまって、ホストにすぐに病院に連れていってもらいました。

4. 自分の時間が増える

これは到着直後でも、生活に慣れてきてからでも同じです。食事の買い出しや準備、家庭によっては洗濯もしてくれるので、その時間を宿題や勉強にあてられます。

5. 現地の知り合いが増える

語学学校でできるお友達と、ホストファミリーに紹介されるお友達は、やっぱり種類(?)がちょっと違います。近所付き合いだったり親戚だったり、ホストが外交的だと、家にいるだけでいろんな人が訪れてくれる。「私、ジャズが好きなの」と言ったら、仲良くなった近所のおばさんとジャズバーに行く約束ができた!なんてことも。

他にも、いつでもホストがいてくれるから寂しくない、必要なものがすべて揃った環境で生活がスタートできる、自分で世話をしなくてもペットと一緒に生活ができる(笑)などなど、よくメリットとしてあげられます。

【ホームステイのデメリット】

デメリットもあります。以下を読んで「んー、、、向かないかも」と思ったら、ホームステイ期間は短めに。「絶対無理」と思ったら寮にする等、一緒に考えましょう。

1. 家庭のルールを守らなければいけない

共同生活なので、ある程度のルールや束縛があります。「シャワーは何時までに」「晩御飯がいらない時は必ず連絡」「夜10時以降は静かにする」「家ではyoutube禁止(家庭によってはデータ通信に制限があります)」「洗濯は週に1回」などなど。日本で自由きままな一人暮らしだった人や、もともと「人にあわせるのが苦手」「とにかく神経質」という自覚がある場合、もしかしたらホームステイ自体が苦痛になる可能性も。早めにシェアにうつりましょう。

2. 学校からステイ先まで遠い場合が多い

ファミリーはたいてい郊外の静かな住宅地に住居を構えています。日本でも繁華街の真ん中で生活しているファミリーは少ないですよね。学校まで30分以内ならかなり近い方。日本でも出勤、通学時間が40分〜1時間という方が多いはず。ホームステイ先から学校もそれくらいです。

3. 食事が口に合わない場合がある

個人的には、日本は世界一の美食国家だと思っています。日本の繊細な味に慣れている場合、カナダでもオーストラリアでも、一般家庭では「美味しいのか美味しくないのか、、、」とコメントに困る料理もしばしば^^;。苦手なものが出たときは「これは苦手」とはっきり伝えてok。じゃないと同じのが何度も出てきてしまいます。あとはお肉やポテトばっかりで野菜が少ないとか、毎晩ピザかパスタとか。日本でもお料理が上手な両親もいれば、お料理が苦手な家庭もありますよね。ホストファミリーの料理の腕は、正直運次第。ちなみに食事にこだわりがある場合、アジア系移民の家庭はけっこう評判がいいです。

誤解を恐れず私の経験をお伝えすると、私がいた家庭なんて三大料理は「フライドポテト、ハンバーガー、ピザ」たまにシーザーサラダ。両親とも忙しい時は「おとといはマック、昨日はウェンディーズ、今日はバーガーキング」なんてこともありました(笑)。思わずホストマザーに「お願い、レタスちぎるだけでいいから毎日野菜食べたい〜!」と懇願しちゃいました^^;

あとは、家族構成も家庭によりけり。子供がいてすごくにぎやかな家庭もあるし、シングルマザーや老夫婦のご家庭も、中には同性カップルも。また生徒数も、カナダやオーストラリアは「留学生の受け入れがひとり」はめずらしく、たいてい2〜3人の留学生がいます。誰がいつまでいるかわからないから、自分が滞在する時に、どこの国籍の何歳くらいの人が同居するかも現地に着くまでわかりません。

これを見て、ホームステイのメリットを魅力と感じない、デメリットの部分が不安すぎる、という人には正直ホームステイはあまりおすすめではありません。到着後すぐにシェアルームを見つけるのは難しいため、一時的な滞在先として割り切り1、2ヶ月の申し込みにして、早い時期にシェアルームを見つけましょう。どうしてもホームステイは嫌、という場合は寮のある学校を選びましょう。以上、ホームステイのメリットとデメリットでした。

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