カナダのワーホリで収入を上げるにはどうしたらいいかについて、少しご紹介したいと思います。
*ワーホリで高いお給料をもらうためには?
同じようなジャパレス、同じ時給、そして同じ時間数働いても、A店とB店では、お給料が1.2倍〜2倍近く差がでることがあります。
その秘密は「チップ」の文化にアリ。
これは、びっくりするくらい、どこのエージェントでも誰も教えてくれないとよく言われるのですが(笑)、私はワーホリで渡航予定のアルバイト予定者にはよくお話しさせてもらっています。
カナダではチップの文化があります。都市によって少し違いますが、レストランのチップの目安は「TAX(税金)が加算される前の合計金額の15%〜20%」または「TAX加算後の合計金額の15%」。そしてこのチップは、レストランのサーバー(ウェイトレスやウェイター)やキッチンスタッフの時給に上乗せで、お給料とは別に支払われます。もちろんレストラン以外でも、ホテルやツアーガイドなど、サービス業ではチップが給与に加算される職種が多くあります。
このチップの分配はお店によりけり。
その日の分のチップをすべてお店がが集めて、全スタッフ平等に配当するお店。
「チップはそのテーブルを担当したサーバーが全部もらえる」というお店。
などなど。
さて、じゃあそのチップ、より多くもらえるお店は?というと、相対的に客単価が高いお店、となります。
どういうことかというと「お客さんひとりあたり、平均いくらくらい支払うか」ということ。
日本でも、たとえば同じ居酒屋でも、チェーン系の安い居酒屋なら「ひとり2000円くらい」とか、少し高級な居酒屋やレストランだと「ひとり5000円くらい使う」、もしくは高級レストランだと「ひとり1万〜2万円」なんてこともありますよね。
カナダも同じ。同じ「ジャパレス」でも、定食屋さんみたいなお店や、お料理とお酒一杯で軽く食事、ひとり$20程度のお店なら、お客さんひとりあたりが置いていくチップは$2〜$4程度という計算になります。
それに対して「高級ジャパレス」となると、平均単価がひとり$50〜$100になります。たいてい単価が高いお店の方がチップもはずんでもらえる傾向にあるので、そうすると、ひとりのお客さんがおいていくチップも$20〜$40。
わかりやすく計算します。
時給$10 x 1日6時間 x 週5日 = 1週間のお給料は$300
4週間(1ヶ月)で$1,200
これに、チップ収入をプラスします。
A店:チップ収入が週$100なら4週間でプラス$400
B店:チップ収入が週$250なら4週間でプラス$1,000
同じ時給でも、A店は月収$1,600、B店は$2,200。
ちょっと難しかった?(笑)まあ、とにかく、簡単にいうと「どうせ同じレストランで働くなら、客単価が高いお店の方がチップ収入が多くなる可能性が高いよ」ということです。もちろんこれはあくまで傾向。お店によるので、実際には面接の時にしっかり確認してください。
日本だと「居酒屋のアルバイト」って大学生が気軽にするイメージが強い人が多いかもしれません。でもカナダやオーストラリアでは「ウェイトレス」って立派な職業です。
地元の人気店のサーバーさんはとにかくチップ収入が多く、年収1,000万円を超えることもあるんです。しかも、それは実はそんなに珍しい話ではない。私は初めてそれを聞いたときかなりびっくりしました。
カナダのワーホリで収入を上げたいという方は、ぜひあたまの片隅にいれておいてくださいね^^