今日は、語学留学は就職や転職に有利なのかについて書きたいと思います。
さて、みなさん、なんで留学したいんでしょう?
「英語力をアップさせたいから」「とにかく海外に住んでみたかったから」「大自然の中であれがしたい、これがしたい」、、、留学の目的はひとそれぞれですが、「行くからには英語力アップ!」を掲げる方はとっても多いです。
さて、じゃあ「英語力アップ」すると、就職(再就職)に有利か?
答えはYes。ただし、どの程度有利になるかは、もちろん職種、業種によります。
もちろん「英語環境の仕事」「外資系企業」となると、英語力が求められるのはもちろんで、高ければ高いほうがいい。でもね、企業が見てるのは、本当はそこじゃないんです。
こんなデータがあります。「企業が人材に求めるスキル」のランキング。
- チャレンジ精神(新しいことや、どんなことでも挑戦しようとする力)
- チームワーク力(どんな人間とでもチームでやっていける力、共感力)
- コミュニケーション力(論理的思考、伝える力)
- リーダーシップ力(周囲を巻き込む力、主導力)
- 主体的行動力(待ちの姿勢ではなく自分から仕事を見つける、やりぬく力)
- グローバル素養(異文化受容力、語学力)
そして、実際に留学したみんなが、「実際に留学して、どういう部分が伸びましたか?」というアンケート結果であげる能力は、たいてい上記6つとも入るんです。仮に全部じゃなくても4〜5個はほぼ必ず。
はじめての留学生活、そもそも「留学を決める」ところからはじまり、現地生活は「今日は何をしてすごすか」の意思決定の毎日。
いろんな人種のいろんな人たちと過ごすうちに「世界にはこういう文化や考え方があるのか」と自然に他国の文化を受け入れる力がつきます。カルチャーショックを受けることもあれば、それを乗り越える経験もできる。
そして「言葉が通じなくても、一生懸命コミュニケーションをとろうとする」ことで、程度の差こそあれ、自然とコミュニケーション能力ものびます。
そのほか、特に有意義な経験だった、というのが「マイノリティの気持ちがわかる」。マイノリティ=少数派、という意味。これは「英語ができるひとがほとんど」の国で「英語が未熟な自分」であったり、「日本では常識と思っていたことが、世界では非常識だと知る」ことだったり。
少数派の立場が理解できるようになる、というのは、今後たとえば、あなたが働く日本の会社で「外国人スタッフと一緒に働くことになった時」に、その外国人の気持ちをわかってあげられる、企業と外国人スタッフの橋渡し役になることができる、ということ。
今後、外国人労働者が増えていくとされている日本で、実はこのスキル、けっこう求められているんです。
「留学して何が良かった?」と聞くと、「語学力アップ」よりも「日本ではできない経験ができた」と答える方が圧倒的多数。その「日本ではできない経験」というざっくりとした表現の中身は、上記のような内容なんです。
出発前に、再就職を心配する人もいますが、大丈夫。1年間留学生活を無事に終えたあなたは、今の自分からは想像もできないくらい、ひとまわりもふたまわりも、人として成長しています^^
これだけいろんなスキルが身についたあなたを、企業が放っておくと思いますか?
もちろん、どれだけの経験をしても、「それをきちんと言葉でアピールできること」は必要。でも、これも大丈夫。成長したあなたは、きちんとそれも表現できるようになります。
それでも語学留学は就職や転職に有利と言えるようになるか「どうしても心配・・・」という方は、就活サポートもご用意しています。詳しくは就職キャリアコンシェルジュをご覧くださいね。