留学・ワーホリしてるのに日本語環境に
せっかく留学やワーホリという大きな決断をして渡航したのに、いつの間にか日本人の友達が増えて、なかなか英語を使っていない、そのため英語があまり話せない、という人は少なからずいます。インターネットでも留学の失敗談で、よく目にするようになりました。
英語圏で暮らし、本来は使う機会が周りにはたくさんあるはずなのに、その機会をみすみす逃してしまうという人は少なくありません。
この記事は前回の記事の続きです
ワーホリ・留学しても英語を話せない人のパターン
留学したのに英語を使っていない!とならないように、またはすでに留学中で英語を思ったように使えていないという場合、どう対策すれば良いのでしょうか。語学の習得は継続や根気が必要で、『こうすれば絶対に大丈夫!』というような方法は残念ながらありませんが、積み重ねが大切です。留学したからには英語を習得したい!と思ったら、ぜひ参考にしてみてください。
1. 留学前の気持ちを思い出す
留学やワーホリに行く前は、少なからず英語に対する目標や現地での生活での目的があるはずです。例えば、「ネイティヴの友達をたくさん作る」、「英語環境でバイトする」などです。とはいえ、ネイティヴの友達を作ることも、英語環境で働くことも簡単なことではありません。
それどころか、言いたいことが言えなかったり、相手の言っていることが理解できなかったりする現実に、自信をなくしてしまう人は少なくありません。そうなったら、留学を決めた時の気持ちや、目標を思い出してみましょう。
2. 目標を小さく設定する
もしかしたら立てている目標や、イメージしていた留学中の自分の姿とあまりにかけ離れていて、何から行動して良いのか分からなくなっているのかもしれません。そんなとき、目標を小さく設定すると達成感が生まれ自信をつけることができます。
例えば、「ネイティヴの友達をたくさん作る」という目標を、「まずはホストファミリーに今日あったことを話してみる」とか、「日本人以外のクラスメイトを週末に誘う」というような小さな目標に変えてステップアップしていきます。今の自分にできることからチャレンジをしていくことで、必ず少しずつ目標に近づけます。
3. 頑張ったこと、うまくできたことを振り返る
上述のとおり、目標が大きすぎると自信をなくしてしまいます。小さなことでも「今日はこれができた!」という自信を積み重ねていくことは大切です。
例えば、「今日は1日英英辞書だけを使った」「ホストファミリーに今日あった出来事を話した」「英語でニュースを観た」など、今すぐ達成できそうなことを目標にして、積み重ねてみてください。今日学校で習った表現をホストファミリーとの会話で使ってみるだけでも復習になりますし、できた!という励みになります。小さなことですが、毎日できたこと、成長できたことを振り返ることで、新しい目標を立てることができます。
4. 日本人のいない田舎の都市に引っ越ししてみる
これは、語学学校を卒業したワーホリメーカーにおすすめの方法です。語学留学でも地方都市を選ぶことは可能ですが、やはり留学生の多い都市は語学学校の数が多く、質も高いので英語を学ぶという環境、留学をスタートするという環境には向いています。
しかし、少し現地での生活に慣れてくると、日本人や日本語のコミュニティーが身近になります。そこで日本語でのサポートや環境がないような地方にいけば、嫌でも英語で入居や銀行の手続きなどをすることになります。仕事探しには苦労するかもしれませんが、英語環境の仕事ができる可能性も高くなります。
また留学生の方も、他の都市にもキャンパスがある学校の場合は転校することができることもありますので、相談してみましょう。
5. インターネットとの関わりを見直す
私が留学をした10年ほど前でしたので、インターネットも今ほど普及しておらず、スマートフォンなどもなかったので、英語の勉強に集中しやすい環境でした。特にホームステイ先では勉強以外することがなく、他の国から来ている同じステイ先の留学生と遅くまで話したり一緒に勉強したりしていました。
現在は、WiFiがホームステイ先、語学学校、街のカフェなど至るところで完備されており、すぐに日本にいる友人や家族と連絡を取ることができます。現地情報も日本語で気軽に見つけることができ、日本語の動画などもいつでも見れます。そういった環境に身を置いていると、なかなか英語が身につきません。スマートフォンは英語の設定にする、インターネットも学校とエージェントでのみ使う、情報は英語で探すなどルールを決めて、残りの時間を英語の勉強にあててみてください。
6. 特技や趣味を活かす
「得意なこと」がある人はどんどん使いましょう。私は日本でウェディングプランナーをしていたので、現地のイベント業界で働くというよくあるようなスキルの使い方でしたが、オーストラリアでは趣味のボディボード、カナダではヨガを通して現地の友人ができました。
美容師さんがヘアカットをしながら世界一周をした話がとても話題になりましたが、私の友人からも「道着を来てビーチを歩き回り、外国人相手に空手を教えていたら、現地でスカウトされた」という話を聞いたこともあります。
好きな音楽や映画、漫画が話題になることだってあるし、自分が詳しいこと、得意なことを披露していくのは自分も話しやすく、似た趣味の人とは言葉の壁を超えて近づくことができます。英語はあくまでもコミュニケーションツールであって、話題ではありません。英語ができても友達を作るのに苦労する人もいます。新しい友達を作ったり、すでにあるコミュニティーに入っていくのは簡単ではありませんが、特技や趣味の分野であれば、少し気持ちも楽になるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。すでに留学中の方も、これから留学をするという方も、「留学・ワーホリしてるのに思っていたように英語を話していない・・・」となってしまった時のために、ぜひ対処法を頭に入れておいていただければ幸いです。
学習の方法を間違わなければ、留学は英語学習に最適の方法です。ぜひそのメリットを活かし、有意義な留学にしてくださいね。