オーストラリアのワーホリは100万で本当にできる?実際にかかる費用詳細 2019

オーストラリアワーホリ費用

ワーホリや留学で渡航するにあたり、出発前に1番多い悩みや不安は『予算』です。

学費はこのくらい、ワーホリビザの取得にいくら、物価は日本と同じくらいなどと聞いていても『最終的に何にいくらかかるのか』がある程度分からなければ、不安になるものです。十分に貯金しているつもりでも、現地でたくさん旅行したい、しっかりと語学も身に付けたいと思うと、あっという間に足りなくなります。

ワーホリの場合、出発前に貯めておく費用は100万円ほどと言われていますが、実際に100万円程度貯金があればワーホリ渡航できるでしょうか。

日本でお住まいの都市にもよりますが、オーストラリアやカナダの場合は日本と同じくらいか、シドニーなどの都市部はそれ以上の生活費が必要です。でもオーストラリアは時給が高いから、逆に貯金できるという話も聞いたことがあるかもしれませんが、現実はワーホリで働く場所の時給が安いこともあります。

今回は人気の渡航先、オーストラリアのワーホリ費用について詳しくご紹介していきます。オーストラリアのワーホリビザでの通学期間は4ヶ月間(最大17週間)まで、条件により最大2年間滞在することが可能です。カナダとは違って学校を変えても18週以上は通学できませんのでご注意ください。

渡航手続き費用

ビザの申請、航空券、海外旅行保険は渡航前に支払いが必要です。ただし航空券は片道で行く方も多いです。

  金額

備考

ワーホリビザ
申請費用
$440  
航空券 片道
¥50,000〜

往復
¥120,000〜

渡航都市や時期によって大きく差があります。
海外旅行保険
(1年間)
¥200,000〜 プランによって異なります。保証内容に合わせてカスタマイズできる保険だと費用をおさえられます。

*その他、税金、年金、国民健康保険のお支払いが必要になることがあります。お住まいの市区役所へお問い合わせの上、ご出発前にお手続きをお済ませください。

語学学校費用(フルタイムで通学した場合)

学校の費用は通常、渡航前に全て支払います。費用が用意できないという方は最初は最小限で、バイトをしてから語学学校で延長もできますが、一度にお申込をされた方が長期割引が適用され1週あたりの学費が安くなります。

  金額

備考

入学金 $200 語学学校ごとに決まっています
テキスト代 $40〜100 語学学校によっては授業料に含まれています
学費

(4週間)

$1,280〜1,660 渡航都市によって同じ学校でも学費が安くなることがあります

現地生活費(ホームステイ4週間あたり)

渡航して、最初の4週間はホームステイへの滞在が一般的です。通常は、学校と一緒に留学エージェントで申し込みをして支払います。

  金額

備考

ホームステイ手配料 $250〜  
滞在費

*一部食費込み

$1,000〜1,200 食事は平日2食(朝夜)、週末3食の場合が多いです
生活費 $200〜400 ホームステイの食事回数により食費は異なります
交通費
(1ヶ月)
$150〜 都市によって異なります
携帯代 $30〜  
交際費 $100〜 外食やアクティビティ、旅行など

現地生活費(シェア4週間あたり)

ホームステイは最初の4週間ほどで、シェアハウスに住むのが一般的です。到着したらすぐバイトをするという方も、最低1ヶ月分の家賃や生活費は持参しましょう。また学校卒業してから仕事を探す方は、最低5ヶ月分を用意が必要です。

  金額

備考

デポジット $300〜 2〜4週間分の家賃が相場、基本的に退去時に返金される
滞在費 $600〜 シドニーやメルボルンは若干高くなる傾向
生活費 $200〜 自炊するかどうかによる
交通費
(1ヶ月定期券)
$150〜 都市によって異なります
携帯代 $30〜  
交際費 $100〜 外食やアクティビティ、旅行など(ホームステイに比べ外出が増える傾向にあります)

アルバイト収入目安

渡航都市やアルバイト内容によって差があります。

オーストラリアの最低賃金$17.70(フルタイム・パートタイムの2017年現在)ですが、この賃金の法律を守っているのは、ローカルの会社やお店の場合です。英語力がないとローカルの会社やお店で働くことは難しく、実際には8〜9割の日本人のワーホリの方が、$12前後で働いている現実があります。

またファームステイの場合、ファームによって時給$10〜22ドル程度と差があります。ファームステイは稼げる!と聞いたことがあるかもしれませんが、安い時給のファームも多くあります。ただファームで働くとお金を使わないので、貯金がたくさんできる方が多いようです。

ローカルで働いた場合と、そうでない場合の両方の場合を記載しておきますね。

  週25時間 週40時間
アルバイト代(6ヶ月/24週間) $10,620

※ローカル以外 $7,200

$16,992

※ローカル以外 $11,520

アルバイト代(9ヶ月/36週間) $12,390

※ローカル以外 $10,800

$25,488

※ローカル以外 $17,280

**オーストラリアは最低賃金の高い国で有名ですが、職種、年齢、勤務時間(週末、深夜など)、雇用形態(フルタイム・パートタイム・カジュアル)によって異なります。

ワーホリ費用(予算)モデルプラン

ワーホリ全体の予算として、語学学校に2ヶ月通った場合と、4ヶ月通った場合についてまとめてみました。

  モデルプランA

語学学校:2ヶ月(8週間)
ホームステイ:1ヶ月(4週間)
アルバイト:9ヶ月(36週間)/週40時間

モデルプランB

語学学校:4ヶ月(16週間)
ホームステイ:2ヶ月(8週間)
アルバイト:6ヶ月(24週間)/週40時間

ワーホリビザ申請費用 $440 $440
入学金 $200 $200
学費

(8週間申込:$370/週)

(16週間申込:$350/週)

$2,960 $5,600
ホームステイ手配料 $250 $250
滞在費(ホームステイ) $1,000(4週間) $2,000(8週間)
生活費(ホームステイ中) $100(4週間) $200(8週間)
滞在費(シェア) $6,600(44週間) $6,000(40週間)
生活費(シェア中) $2,200(44週間) $2,000(40週間)
交通費(12ヶ月分) $1,800 $1,800
携帯代(12ヶ月分) $360 $360
交際費(12ヶ月分) $1,200 $1,200
オーストラリアドル合計 $17,110(約 ¥1,539,900) $20,050(約 ¥1,80,450)
航空券(FIX-Open 往復) ¥125,000 ¥125,000
海外旅行保険 ¥200,000 ¥200,000
日本円合計 ¥325,000 ¥325,000
費用総合計 約 ¥1,864,900 約 ¥2,129,500
収入(アルバイト代) $25,488(¥2,293,920)

※ローカル以外 $17,280(¥1,555,200)

$16,992(¥1,529,280)

※ローカル以外 $11,520(¥1,036,800)

予算合計 収入が¥429,020上回る(貯金)

※ローカル以外 ¥309,700

¥600,220

※ローカル以外 ¥1,425,480

*為替
($1=90円 2017年8月現在のレートを参考に計算しています)
*あくまでもモデルプランです。ここからさらに節約することもできれば、もっと高くなることもあります。詳しくはカウンセラーにご相談ください。

渡航前に必要なお金

最終的な予算としてはローカルやファームの仕事が見つかれば、オーストラリアの場合はアルバイトの時給が高いため、収入が上回り貯金ができてしまう方もいます。ワーホリに行ったからからも、お金は逆に貯金できた!などいう話を聞いて、お金はほとんど必要ないと思ってしまう方もいるかもしれませんが、バイトのお給料がもらえるのは渡航して数ヶ月後です。それまでにお金は必要です。

上記のプランで学校を卒業してからバイトを開始した場合、渡航前に必要な金額はモデルプランAで約100〜120万円、Bで約140〜160万円です。

もし通学中にも放課後や土日にバイトするという場合にはもう少し予算もおさえられます。ただし、上記の費用は必要な生活費のみで旅行や買物などの娯楽費は含まれていませんし、現地に行くと友達もでき、飲みに行ったり、遊びに行ったり、何かとお金が必要です。渡航前に100〜150万円は最低準備できるようにし、足りなかったら通学中にバイトをするとお考えください。

まとめ

オーストラリアは生活費も他の国に比べ高く感じますが、時給も良いためワーホリ中に貯金ができ、その上旅行も楽しんで帰るという方もたくさんいらっしゃいます。また、季節労働などでワーホリを2年に延長することも可能です。ワーホリでどのように過ごしたいか、ご予算と合わせて検討してみてください。

『何にどのくらいのお金がかかるのか』が分かっていれば、予算の組み立てやワーホリ中のプランも立てやすくなります。事前に計画を立て、ぜひ充実したワーホリにしてくださいね!

 

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